1月15日の「どんど焼き」焼くものとそこに込められた意味とは?
- YOSHINOBU NISHIKAWA
- 2023年1月13日
- 読了時間: 2分

こんにちは! ニコnewsです。
小正月(1月15日)におこなわれる「どんど焼き」をご存じでしょうか?
地域によって呼び方はさまざまですが、歴史ある伝統行事のひとつです。
「どんど焼き」とはどんな行事?

年末にお迎えした歳(年)神様を焚き上げて(焼いて)お見送りする行事です。
「年末にお迎えした歳神様」とは、主に正月の飾り物。具体的にはしめ縄や門松など。
縁起物を神社や地域の広場に持ち寄って焼き、煙をお見送りすることで、その年の無病息災や家内安全、商売繁盛などを願います。
他にはどんなものを焼くの?

どんど焼きで焼くことができるのは、基本的には自然由来のもの(木や紙など)。
しめ縄や門松のほか、書き初めや前年に授与したお守りを持ち寄る場合もあります。
地域によっては「だるま」も燃やしますが、禁止されているところもあるので注意が必要。そのほか、環境配慮の観点から現在は燃やせないものもありますので、持ち寄る際には事前に確認するようにしましょう。
どんど焼きの残り火で、餅や団子を焼くところもあります。これらを食すことで、無病息災を願う意味が込められています。

地域によって異なる呼び方
「どんど焼き」の起源とされているもののひとつが、平安時代にお正月の縁起物をお焚き上げしていた宮中行事「三毬杖(さぎちょう)」。今でも北陸地方や京都では「どんど焼き」ではなく「左義長(さぎちょう)」と呼ばれています。
現在、いちばん広く使われている名前は「どんど焼き」ですが、元々は「左義長」の方が一般的だったのかもしれません。
そのほか、東北では「どんと焼き」、関西では「とんど焼き」、長野・山梨では「道祖神祭」、九州では「鬼火たき」など、実にさまざまな呼び方があります。
ただし、呼び方は違っても「歳神様をお見送りし、その年の繁栄や健康を願う」という思いは共通。地域行事はだんだん減少していますが、そこに込められた思いを知ることで、日本人としての心は感じていたいですね。
本記事参考サイト
どんど焼きとは 意味や由来|知っておきたいお正月の豆知識
どんど焼きで燃やしていいもの、悪いもの?。地域で変わる縁起物
15日は「どんど焼き」 不思議な名前の由来とは?
ニコ株式会社 代表 西川
ライター 三葉紗代
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