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今年の方角は南南東!作法や具の定番を踏まえつつ恵方巻を楽しもう

  • YOSHINOBU NISHIKAWA
  • 2023年1月27日
  • 読了時間: 3分


こんにちは! ニコnewsです。


もうすぐ節分ですね。家族で豆まきをしたり、恵方巻を食べたりする予定の人もいるのではないでしょうか。

恵方巻の定着度は豆まきに比べると低めですが、日本らしい深い意味が込められています。



そもそも「恵方」って何?


恵方とは、陰陽道でその年の幸福をつかさどる「歳徳神(としとくじん)」がいる方角のこと。

恵方になるのは「北北西」「東北東」「西南西」「南南東」の4つのみで、順番に回るのではなく、十干(じっかん)によって決まります。


・十干:甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)


ちなみに今年(2023年)は「癸(みずのと)」なのですが、その年の十干をすぐに答えられる人は、現代の日本では少ないですよね。

そこで、西暦の1の位から恵方がわかる図を探してみました。



今年は2023年ですので、1の位は「3」、つまり恵方は南南東。

来年2024年は「東北東」となります。



恵方巻の作法(ルール)


恵方巻には、恵方(その年に吉となる方角)を向いて食べることのほかに、2つのルールがあります。



①丸かじりする

一本を丸かじりすることで「縁を切らずに福を取り込む」という意味があります。

一般的な恵方巻の具材が7種類(穴子またはうなぎ、えび、玉子、しいたけ、きゅうり、かんぴょう、桜でんぶ)なのは、七福神にちなんで「福を巻き込む」との願いが込められているから。いずれも見た目や語呂から、縁起の良い食べ物とされています。


②黙って食べる

願い事を思い浮かべながら、黙ったまま食べきるもの、とされています。

しゃべりながら食べると「福が逃げる」からです。



こだわらずに楽しむのも良し


恵方巻は、平成以降、関西から全国へ広まった印象があります。

ただ、作法が厄介だったり、具材が子どもには不人気だったりするからか、豆まきほどは浸透していません。


しかし、最近では7種類の具材にこだわらず、海鮮巻やサラダ巻、子どもが好きな具材(エビフライやカツ)など、バラエティに富んでいます。

太巻きだけではなく「恵方ロール」と呼ばれるスイーツも見られるようになりました。




節分とは、文字通り「季節の分かれ目」を指します。

季節の分かれ目は年に4回(立春・立夏・立秋・立冬)。その中で立春の前日だけを「節分の日」と定めているのは、旧暦で1年の始まりとされていたこの時期を、特別なものとして扱っているから。


今年の立春は2月4日。つまり、ちょうど2月3日が節分にあたります。


これまであまり恵方巻に興味がなかった方も、今年は好きな具材で自由に楽しんでみてはいかがでしょう。



本記事参考サイト




ニコ株式会社 代表 西川



ライター 三葉紗代



 
 
 

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