今のランドセルはカラフルなだけじゃない!時代に合わせた機能も充実
- YOSHINOBU NISHIKAWA
- 2023年3月31日
- 読了時間: 3分

こんにちは! ニコnewsです。
ランドセルと言えば、小学生の象徴とも言えるアイテム。
近年ではランドセル以外のかばんで通学する小学校もありますが、まだまだ使っているところが圧倒的に多数派です。
昔は「男の子が黒、女の子が赤」が定番でしたが、2001年にイオンがカラフルなランドセルを発売したのを皮切りに、今では「いろんな色がある」のが当たり前になりました。
また、昔はなかった機能も付いていて、子どもたちを思って作られていることがわかります。
少子化だからこその「ラン活」

かつては、他の学用品などとともに、入学に必要なグッズのひとつでしかなかったランドセル。
ところが今や、気に入った色やデザイン・ブランドのものは早く注文しないと売り切れてしまう過熱ぶりで、「ラン活」という言葉も生まれています。
少子化により、子ども一人に使うお金が増えたと言われる時代。
多少値が張っても、できるだけ本人の希望を叶えてあげたいのが親心ですよね。
注文は6月までに7割、夏休みまでに9割が済ませている

株式会社セイバンの2022年度調査によると、男の子・女の子問わず、6月までに73%が注文していたそう。8月以降は10%で、夏休みまでに90%が注文を済ませていたことになります。
とはいえ、色やブランドにこだわりがないのであれば、そこまで焦る必要はありません。
ただし、注文してから届くまでには時間がかかりますので、遅くとも年内には済ませておくのが安心でしょう。
なぜ小学生にランドセル?

ランドセルを初めて導入したのは、明治10年10月に開校した学習院初等科でした。
「背負う」状態だと両手が空き、安全面でも良いということで、全国に広まっていったそうです。
最初は薄かったランドセルですが、入れるものが増え、だんだん厚くなっていきました。これは「たくさん入る」だけではなく、後ろ向きに転んでしまったとき、ランドセルがクッションになって「頭を打たないように」との効果もあるのだとか。
大きくて重くて、小さい子どもに背負わせるのは可哀想という声もありますが、あの大きさが守ってくれていることにもなるのですね。
時代に合わせた機能

肩ベルトのフック
ランドセルのフックと聞くと、マチ部分の両側を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。もちろん、今のランドセルにもついているのですが、それ以外で肩ベルト部分にもフックがついているものがほとんどです。
側面のフックは、どこかに引っかけてしまうと危険だとの理由から、学校によっては「何も付けてはいけない」あるいは「付けるなら小さいキーホルダーひとつだけ」などのルールが定められているところがあります。
そういった場合でも、肩ベルトにフックがあれば、そこに防犯ブザーやリフレクター(反射板)を付けることができますね。
ただし、規定は学校によってさまざまですので、入学前に必ず確認しましょう。
タブレット用のポケット
今のランドセルは、教科書などを入れる大きなところとは別に、タブレットを収納しておける薄いポケットがついているモデルもたくさんあります。
振動の影響も少なく機器を保護してくれますので、タブレットを使うようになったら、ぜひ活用したい機能です。

小さな体に大きなランドセルを背負った新一年生の姿は、本当に可愛く微笑ましいもの。
そう感じるのは大人の勝手なエゴかもしれませんが、そこから「守ってあげたい」「守ってあげよう」の気持ちを、社会全体でつなげていきたいですね。
本記事参考サイト
ニコ株式会社 代表 西川
ライター 三葉紗代
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