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ゴールデンウィークという名前の由来は?祝日の変化もおさらいしよう!

  • YOSHINOBU NISHIKAWA
  • 2023年4月14日
  • 読了時間: 3分


こんにちは! ニコnewsです。


もうすぐゴールデンウィーク。

ゴールデンウィークとは、4月29日から5月5日までの7日間を指します。


ただし、前後に週末がくる場合は開始が早まったり、終わりが後ろにずれたりすることもあります。


今年のゴールデンウィークは4月29日が土曜日。少し損をした気分で始まりますが、翌週の5月3日から5月7日までが5連休なので、計画を立てやすい年と言えそうですね。



「ゴールデンウィーク」という名前はいつから?



諸説ありますが、いちばん有名なものは、映画業界で作られた説。

1951年、今のゴールデンウィーク時期に公開した映画の大ヒットがきっかけでした。


それまで映画業界では「お盆かお正月でないとヒットしない」のが定説だったそうですが、このときはその「お盆とお正月並み」の興行収入を達成。当時、大映の役員だった故・松山英夫氏が、この時期を「ゴールデンウィーク」と名付けました。その後、他業界でも使われるようになっていったのです。


ただし、テレビや新聞などでは「ゴールデンウィーク」ではなく「大型連休」という呼称でほぼ統一。週末や祝日も仕事で、休日として満喫できない人たちに配慮してのことです。



ゴールデンウィーク中の祝日



ゴールデンウィークという言葉が定着し始めた1950年代(昭和30年前後)には、すでに以下の3つの祝日が制定されていました。


 ・4月29日:(昭和)天皇誕生日

 ・5月3日:憲法記念日

 ・5月5日:こどもの日


その後、1985年に5月4日が「国民の休日」となりました。

40代以上の方なら記憶にあるかと思いますが、それまで5月4日は平日。飛び石連休を解消するため、この「祝日に挟まれた日」も休日とすることで、ゴールデンウィークがより「大型連休」になったのです。


現在の5月4日は「みどりの日」ですが、その経緯は次の章で紹介します。



「みどりの日」と「昭和の日」



現在の4月29日は「昭和の日」。かつては昭和天皇の誕生日を祝う祝日でしたが、1989年1月に崩御。「昭和天皇の誕生日は、もう祝日ではなくなるのだろうか」と思った人もいたでしょう。


ただ、60年以上も日本国民に祝いの日(※)として親しまれ、ゴールデンウィークの始まりの日でもあった4月29日を平日に戻すのは「国民生活に影響を及ぼす」と判断され、祝日として残りました。


※法律によって祝日(休日)となったのは1948年(昭和23年)


生物学者で自然を愛されていた昭和天皇にちなみ「自然と親しみ豊かな心を育む」という思いを込めて「みどりの日」となったのです。


4月29日の「みどりの日」は、1989年から2006年まで18年続きました。

その後、2007年からは次のように変更され、現在に至ります。


 ・4月29日:みどりの日 → 昭和の日

 ・5月4日:国民の休日 → みどりの日


昭和天皇が崩御されたあとすぐ、4月29日を「昭和記念日」にしようとする声もありました。しかし、戦争を連想させる「昭和」という名前を祝日に入れることに対して違和感を抱く世代に配慮し、見送られたのだそうです。


そして時代は流れ、終戦から半世紀以上が経過。「敗戦からの経済復興をとげた、激動の昭和という時代を風化させないために」との思いから、4月29日は「昭和の日」となりました。


また、「みどりの日」は「自然と親しみ豊かな心を育む」という思いをそのまま受け継ぎ、5月4日に設定されたのです。



3月と4月は、生活環境に変化があったり、年度末から年度初めにかけて仕事が多忙だったりした人も多いでしょう。


ゴールデンウィークは、4月に新しい年度が始まる日本人にとって、心と体を一旦休ませる時期と言えます。


コロナ関係の規制がほとんどなくなった(油断は禁物ですが)今年のゴールデンウィークは、心からリフレッシュできる久しぶりの大型連休となりそうですね。



本記事参考サイト






ニコ株式会社 代表 西川



ライター 三葉紗代




 
 
 

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